第2521段 その男の歌の師の石田圭介先生を讃へる歌 其の捌
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年4月2日発行の
明治期の歌人である落合直文を祖とし
与謝野晶子、鉄幹夫妻により広まりたる
日本浪漫派の「桃の会」の発行するその季刊誌
『桃の会だより』52号に
『石田圭介先生を敬ふ15首』と称したる
連作を掲載発表しその評価を世に問ひけり。
その八首目の歌は
豊かなる 読書の量に 支へられ
博覧強記 比する人なし
石田圭介先生のご自宅の蔵書は歌集、歌論関係を中心に
小さい図書館の蔵書をも凌ぐ量の書物を読破し収めゐる事を
讃へての作なり。