第2520段 その男の歌の師の石田圭介先生を讃へる歌 其の漆
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年4月2日発行の
明治期の歌人である落合直文を祖とし
与謝野晶子、鉄幹夫妻により広まりたる
日本浪漫派の「桃の会」の発行するその季刊誌
『桃の会だより』52号に
『石田圭介先生を敬ふ15首』と称したる
連作を掲載発表しその評価を世に問ひけり。
その七首目の歌は
世界一 長き期間の 編集長
勤めし勲 いまに犒ふ
この歌の心はその男の所属する桃の会の毎月発行の歌誌『桃』の
創刊は昭和29年なれどその翌年の昭和30年11月号の通巻11号より
平成22年3月号の終刊号の通巻641号までの630冊までの52年5か月間を
編集長としての重責を、多忙なる仕事の日日の貴重なる日曜日を
歌会、編集会議、校正、などに勤められたる事を讃へての作なり。