第2516段 その男の歌の師の石田圭介先生を讃へる歌 其の参
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年4月2日発行の
明治期の歌人である落合直文を祖とし
与謝野晶子、鉄幹夫妻により広まりたる
日本浪漫派の「桃の会」の発行するその季刊誌
『桃の会だより』52号に
『石田圭介先生を敬ふ15首』と称したる
連作を掲載発表しその評価を世に問ひけり。
その三首目の歌は
朗々と 筑前今様 吟じます
全国歌会の 宴忘れず
桃の会にはかって全国に会員が存在し
地域ごとに各支部があり、それぞれが毎月一回
月の第一日曜日の午後に歌会を開催する不文律のルールがあり
全国の会員が一堂に会するのは8月の最終週末に開催の全国歌会のみなり。
その全国歌会は各支部の持ち回りにて土曜日の午後が歌会と宴会。
翌日の午前中はその地域を吟行、または歌会を催し昼餐後に
解散するのが恒例にて
この歌の心は宴会時の余興の様子を詠みたるものなり。