第2515段 その男の歌の師の石田圭介先生を讃へる歌 其の弐
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年4月2日発行の
明治期の歌人である落合直文を祖とし
与謝野晶子、鉄幹夫妻により広まりたる
日本浪漫派の「桃の会」の発行するその季刊誌
『桃の会だより』52号に
『石田圭介先生を敬ふ15首』と称したる
連作を掲載発表しその評価を世に問ひけり。
その二首目の歌は
的確なる 歌の批評に 幾十度
目から鱗の み教へを受く
その男がその桃の会に入会したるは今を遡る事
四十年近く昔にて若干 二十四、五歳の若星なり。
爾来、毎月の歌会にはほとんど欠かさず参加し
諸先輩方からの熱き指導を受けて成長を遂げ
こんにちの地位を築きたれば感謝あるのみなり。