新編・伊勢物語 第2490段 水の歌 其の拾肆 星原二郎第2490段 水の歌 其の拾肆 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年3月3日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』280号に 【水を】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その14首目の作は まづ供ふ 朝の仏壇 ご先祖に 一杯の水 家守われは その男に科せられてゐる事の一つが先祖の供養にて 生かされてゐる事の理由の一つとぞ覚えての抒情なり。