新編・伊勢物語 第2484段 水の歌 其の捌 星原二郎第2484段 水の歌 其の捌 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年3月3日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』280号に 【水を】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その8首目の作は 水なくば 数日たりとも 生き得ざる 人といふもの 水族ならねど 生物の一種類である人類もまた 生命の起源に遡るまでもなく 生存の重要なる条件が【水】なれば 当然の抒情なり。