新編・伊勢物語 第2448段 樹木の生命のエネルギーの充満 星原二郎第2448段 樹木の生命のエネルギーの充満 昔、男ありけり。今も男あり。 その男令和5年1月の下旬の或る日 立春を前にして 未だ深き眠りのなかにある 樹木の裡に蓄へてゐる生命のエネルギーの充満を感じ 歌を 寒けれど 雑木林に 漲らふ 命の気配 春遠からじ 来るべき春の芽吹きには一気に噴き出す 生命のエネルギーの凄まじいばかりの オーラをその男の感性が受け取り生まれたる作なり。