新編・伊勢物語 第2443段 世界を俯瞰しての感慨 星原二郎第2443段 世界を俯瞰しての感慨 昔、男ありけり。今も男あり。 その男令和5年1月下旬の或る日 何か佳きことの起こる予感の後に 今日の世界を俯瞰し 歌を 今の世は なんでもありの 時代かも 戦争、疫病 貧困、差別 下の句のネガティブな言葉が並びたるは まさに時代を反映しての事とぞ覚ゆ。 更に申せばパンドラの箱の如く 出でくる言葉がネガティブばかりなれば 慌てて蓋をして〈希望〉が閉じ込められたる ギリシャ神話に似たるとぞ覚えけり。