第2438段 皇居での歌会始めに
昔、男ありけり。今も男あり。
その男令和5年1月18日
東京は皇居での歌会始めにあたり
御題である【友】を詠み込みたる歌を
昨年の夏に昨年の夏に送り
吉報を待ちしかど来たらず。
選に漏れたる作品は
今昔の 思ひひしひし 身に響く
友の化身の 桜咲く時
歌の心はその男の無二の親友の死後
その友人の墓のある越後は糸魚川の上流にある支流の
大所川を望む墓所の辺に咲く桜を詠みたる作なり。
而して、無念なれば来年こそは捲土重来を期し
来年の御題の【和】にて皇居へ行くべく
決意を新たにし歌の精進を願ひけり。