新編・伊勢物語 第2433段 サラリーマンからフラリーマンへ 星原二郎第2433段 サラリーマンからフラリーマンへ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男令和5年1月中旬の或る日 或る雑誌にて面白き短歌を目にし 歌を サラリーマン 否よ現在は フラリーマン 自虐の歌人に 笑ひ首肯す 「フラリーマン」とは間違いなくその作者の造語にて 退職後の自分を「サラリーマン」もじり フラフラと出歩くことから付けたるとぞ覚えけり。 而して、その男もほぼ同類とぞ認めての作なり。