新編・伊勢物語 第2431段 長良川の鮎を肴に飲む酒 星原二郎第2431段 長良川の鮎を肴に飲む酒 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年1月の上旬の或る日 美濃の国は郡上市大和町にある 平野醸造株式会社が募集したる 【一から百酒 やまとうた】にその男の 更にまう一首の歌 鮎食めば 酒がうましも 飲むほどに 鮎はうましも 夏の夜ふたり この歌は入選を逃しけれど 郡上市大和町を流れる清流の長良川の 女王とも称される鮎の塩焼きを肴に飲む様を 詠みたる自信作なれば残念なり。