新編・伊勢物語 第2429段 酒の独楽吟 星原二郎第2429段 酒の独楽吟 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年1月上旬の或る日 美濃の国は郡上市大和町にある 平野醸造株式会社が募集したる 【一から百酒 やまとうた】にその男の応募したる 歌の 楽しみは 旬の食材 調理して 肴に夕べ 酒を酌む時 が入選し、歌の折り紙となり売り出されけり。 歌の心は幕末の越前の歌人の橘曙覧の 「独楽吟」の「楽しみは」で始まり「時」にて終はる 歌の形式を借りて詠みたる作なり。