新編・伊勢物語 第2420段 没の歌の供養 星原二郎第2420段 没の歌の供養 昔、男ありけり。今も男あり。 その男令和4年12月の晦日 その年を振り返り見て 歌を 没とせし 歌の数多を 供養する 力不足を 詫びて歳末 日の目を見る事無く埋もれてゐる此の年の数は 凡(おほよ)そ五百首余りか。 而して、今後の推敲の後に日の目を見ることもあらむ 歌もあらむとぞ覚ゆれど、大方は忘れ去られてゆく事に 慚愧の念に駆られての叙情なり。