第2410段 引馬野の万葉歌碑の傍らの萩の花散り
昔、男ありけり。今も男あり。
その男令和4年12月8日の
立春知立短歌会の毎月開催の
月例歌会に次の歌
引馬野の 万葉歌碑の 傍らの
萩の花散り 冬は来向かふ
引馬野の万葉歌碑とは知立市山町の
国道1号線と旧東海道の交差点の東側にある
持統天皇の三河行幸の折に従者の長忌寸奥麻呂の詠んだ作の
「引馬野のにほふ榛原入り乱れ衣にほはせ旅のしるしに」
(万葉集 巻一 五七番)の歌碑のことなり。
而して、歌会での評価は
「古歌のやうな趣きの作」「お手本のやうな」
などの称賛の声があり
珍しく一席の評価を受け恐悦至極なり。