第2405段 造語の歌 其の拾壱
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和4年12月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』279号に
【造語の歌】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その11首目の作は
陶芸家 河井寛次郎も 数々の
造語用ゐて 陶器作りき
河井寛次郎とは出雲の国は安来の生まれにて
大正から昭和にかけて活躍したる陶芸作家なり。
彼の作品は個性的にて世界的に名声を博したる
大天才の芸術家なり。
彼もまたその作品に個性的なる名前を付けるのである。
而して、その男は河合寛次郎の娘婿の焼きたる湯呑を愛用し
親しみを覚えての作なり。