第2403段 造語の歌 其の玖
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和4年12月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』279号に
【造語の歌】と題し
連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その9首目の作は
「心失者」 植松聖の 造語にて
彼こそがその 定義の者ぞ
植松聖とは平成28年7月26日に
神奈川県は相模原市の津久井やまゆり園の元職員にして
入所者19名を刺殺し、入所者と職員26名に重軽傷を負はせた
犯罪者なり。その彼の手記の中に入所者である障害者に対して
用いたる言葉が「心失者」なり。
この言葉に対し強い怒りを感じての作なり。