第2399段 造語の歌 其の伍
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和4年12月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』279号に
【造語の歌】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その5首目の作は
覚醒に 本来悪しき 意味はなし
「幻覚剤」に 改名提案
この歌の主語は≪覚醒剤≫にて
覚醒剤とはその製造・販売・所持の一切を法律にて
禁止されてゐる中毒性を持つ薬物なり。
然れども≪覚醒≫とは、本来は目が覚める事。
または迷ひから覚める事の意の
ポジティブなる用語なれば≪覚醒剤≫との現行に
違和感を覚えての抒情なり。