第2396段 造語の歌 其の弐
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和4年12月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』279号に
【造語の歌】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その2首目の作は
盗塁も 振り逃げもながく 使はれて
来ししかどこの際 変へては如何
この歌もアメリカからベースボールが日本に
輸入されたる折に英語の≪steal≫とは
《鉄鋼。または鋼》が如何にして≪盗塁≫となりたるかの
謂れは知らねども、今日の現代から見ればその用語は
如何なものであるかの疑問を持たざるを得ない。
更に≪振り逃げ≫も共にネガティブなイメージなれば
野球といふスポーツに相応しき用語に変更が望ましく
と、思ふのであるが、賢明なる読者子は如何であらうか。