第2341段 歌の師の山川京子先生を 其の陸
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和4年10月3日付けの
その男の所属する短歌会の桃の会の
季刊発行の歌誌『桃の会だより』50号の記念号に
【山川京子先生を】と題し
連作10首を発表し
評価を世に問ひけり。
その6首目の作は
書き写す 師のおん歌の 数々に
せぐりくるもの 抑へ難しも
この歌の心は師の全歌集より
特に大切なる作品を書き写し
解説を添へてゐるのであるが
折々にてその時の師匠の心境を偲ぶと
落涙止め難く 感極まりての作なり。