第2340段 歌の師の山川京子先生を 其の伍
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和4年10月3日付けの
その男の所属する短歌会の桃の会の
季刊発行の歌誌『桃の会だより』50号の記念号に
【山川京子先生を】と題し
連作10首を発表し
評価を世に問ひけり。
その5首目の作は
師の色紙 掲げ飾りて 床の間の
敬ひ久しき 習ひなりけり
歌の心は桃の会の全国歌会などの折に
入賞者に対しての賞品として贈られたる色紙が
何枚かがその男の手許にあり
折々に取り換へ師を偲ぶ よすが となりてをり
その男の最も大切にしてゐるものの一つなり。