第2338段 歌の師の山川京子先生を 其の参
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和4年10月3日付けの
その男の所属する短歌会の桃の会の
季刊発行の歌誌『桃の会だより』50号の記念号に
【山川京子先生を】と題し
連作10首を発表し
評価を世に問ひけり。
その3首目の作は
コロナ禍に 命保てる 師のませば
如何に詠むらむ 読みたかりける
歌の心は世の中に「たら・れば」は非ずと知りゐれども
「万が一、師匠が生きてゐたら…」
「万が一、師匠が生きてゐれば…」
の思ひせつにる心情よりうまれたる作なり。