第2286段 旅の一期一会の酒宴
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和4年8月の上旬となり
この年の暑さの盛りなれば暑さを逃れ信州へと行き
池田町のハーブ園を併設の
道の駅「池田」にて車中泊の夕べ
たまたま知り合ひたるみちのくは秋田の男性
お国を聞き逃したる五十代の女性の
三人にて宴会となり、大いに盛り上がり
楽しみけり。
而して、翌朝はそれぞれに起き
それぞれの地に向かひ別れければ
歌を
知り合ふて 一期一会の 束の間を
楽しみいつか 会はむと別る
別れの言葉はいつも
「いつの日か、また日本のどこかにて会はむ」
なり。