新編・伊勢物語 第2271段 今日の会話の相手は 星原二郎第2271段 今日の会話の相手は 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和4年7月下旬の或る日 夜となり布団を延べ 歌を 今日一日(ひとひ) 幾人(いくたり)と会話 交はししか い寝際浮かぶ 来客の蜂 つまりこの日はほとんど人との会話を交はすことはなく 独り言のやうに迷い込み来る蜂を相手に数言を発ししのみにて 終はろうとしてゐることに気付きしが これもまたコロナ禍の影響なれば致し方なしと呟きけり。