第2258段 人生の終着駅は
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和4年7月上旬の或る日
今年の前半が過ぎ去りければ
振り返り歌を
人生の 終着駅は 遠からじ
過ぎ行く景色 こよなく愛し
この歌は人生を乗り物の鉄道に準へての作なり。
もちろん、今は乗車中にて移り行く風景を楽しみ
時には途中下車し、時には脱線し、時には急行と特急に乗り
駅弁を楽しみ、乗り合はせたる一期一会の人との出会ひと
触れあひを楽しみ、その地域の肴と酒を味はひ楽しみ
そして終着駅へと共に向かひ行く女人のゐることを
何よりとぞ覚えけり。