新編・伊勢物語 第2250段 閑吟集の「ただ狂へ」 星原二郎第2250段 閑吟集の「ただ狂へ」 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和4年7月3日 刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の 千草会短歌会の月例歌会に まう一首、次の歌 「ただ狂へ」 室町の世の 歌謡なれ 老いつつ今し 心に響く ※「ただ狂へ」は室町時代歌謡集「閑吟集」の中の作品の一節にて その前半は「一期は夢よ」。 而して、この歌も理解されず 低き得点にて無念なり。 しかしながら、その男の思ひは充分に伝はりたれば よしとするなり。