新編・伊勢物語 第2239段 揖斐のさざれ石 其の拾 星原二郎第2239段 揖斐のさざれ石 其の拾 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和4年6月15日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』276号に 【揖斐のさざれ石】と題し 連作14首を発表し評価を世に問ひけり。 その10首目の作は 大小の 石と石とが 重なりて 千代に八千代に 巌となりぬ さざれ石とは学術名では「石灰質角礫岩」にて その岩石の性質を詠みたる作なり。