第2149段 人頭石のモデルはペルシャの人か
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和4年3月15日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』275号に
【明日香の古代の石の物語】と題し
連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その11首目の作は
はろばろと 飛鳥の宮を 訪ね来し
ペルシャの人か 人頭石は
この歌の心は明日香村の隣の高取町の光永寺の
前庭に鎮座の摩訶不思議なる石像を訪ねての作なり。
作られたる当初は別の地に在りしとも覚ゆれども
如何にしてこの地に運ばれたるかは不明なり。
その顔の表情からして日本人には非ず
イスラム系の目鼻立ちなれば
渡来を敬ひての造形とぞ覚えけり。