第21341段 明日香川の流れ
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和4年3月15日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』275号に
【明日香の古代の石の物語】と題し
連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その3首目の作は
天平の 昔も今に 変はりなき
明日香川かも 流れさやけく
明日香川の飛び石の石橋のあるのは
明日香村の男綱地区にてさんざん探せども見当たらず
通行人に問へば先年の大水により流されたる旨を聞き
いと悔しき想ひをいだき清流を見詰め続けけり。