第2139段 大和神社の好去好来の歌碑
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和4年3月15日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』275号に
【明日香の古代の石の物語】と題し
連作15首を発表し評価を世に問ひけり。
その1首目の作は
万葉の 好去好来の 歌碑拝み
遣唐使の旅の 苦難を偲ぶ
この歌は大和神社にての嘱目詠なり。
※「好去好来」とは万葉歌人の山上憶良が
遣唐使として、今の中国に向かふ時の餞の長歌の題名の
『好去好来の歌一首 反歌二首』の事なり。
而してその好去の意は現代風に申せば
【元気で行ってらっしゃい】
好来の意は【ご無事にてご帰還を】なり。