新編・伊勢物語 第2132段 谷崎の『陰翳礼讃』を賛同する訳は 星原二郎第2132段 谷崎の『陰翳礼讃』を賛同する訳は 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和4年2月の或る日 惚れたる女人ありて逢ひたる後に帰り来て 振り返り再び歌を 谷崎の 『陰翳礼讃』 賛同す 恥づかしがり屋が 大胆になる と詠み、その日の逢瀬のひと時を 思ひ出しにやけけり。 ※「谷崎」とは、勿論、彼の文豪の谷崎潤一郎のことなり。 『陰翳礼讃』は名文なれば読者子に一読を勧むなり。