新編・伊勢物語 第2131段 疫鬼の暴れ回る世の幸せは 星原二郎第2131段 疫鬼の暴れ回る世の幸せは 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和4年2月の或る日 惚れたる女人ありて逢ひたる後に帰り来て 振り返り歌を 鬼の棲む この世の中に 身を置きて わが幸せは 汝妹と逢ふ日 今はコロナウイルスの新種のオミクロン種とぞいふ 疫鬼の我が物顔に暴れ回る現状を嘆きつつも 男の惚気(のろけ)歌にて、心情発露なり。