新編・伊勢物語 第2126段 逢瀬の朝の男歌 星原二郎第2126段 逢瀬の朝の男歌 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和4年2月の或る日 惚れたる女人ありければ 歌を 老いてなほ 逢ふ人のゐる 幸せを しみじみ思ふ 髪整へつつ と詠み、汝妹のもとへスマホのメールにて送りけり。