新編・伊勢物語 第2113段 艶福に縁はなけれども 星原二郎第2113段 艶福に縁はなけれども 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和4年1月中旬の或る日 惚れたる女人ありければ、誘ひて初逢瀬のベッドの中にて 一戦の後、別れ際に贈り物をいただき帰り来たりて さらにまう一首、歌を 艶福と いふに縁なき 生涯なれ 汝妹ひとりに 充ちた足るわれは と詠みけり。 ※「艶福」とは俗語にて申せば「女人にモテモテの男」のことなり。