第2105段 正月の最後の行事の姫始め
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和4年1月中旬の或る日
惚れたる女人ありければ、誘ひて初逢瀬の朝
歌を
熱はなし されど汝妹への 恋心
熱きままにて 今日姫始め
と詠みけり。「熱はなし」とは新型コロナウイルスの
オミクロン種の感染による発熱のあらざる事を意味し
それに引き換へ、その男の汝妹に対する「熱をあげてゐる」
状態の高さを対比させての作なり。
而して、今年の新年の各行事も滞りなく終へけり。
めでたき限りなり。