第2104段 「強敵」と書いて「とも」と読む
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和4年1月下旬の或る日
モーニングに行く喫茶店にて週刊ポストの記事の
「将棋の永瀬拓矢王座が語る藤井聡太竜王の強さ」を読みて
歌を
「強敵」と 書いて「とも」と 読みたるは
将棋の永瀬 藤井に対して
と詠みけり。
漢字に対してどよ様なルビをふるかはその書き手の自由であり
才能を発揮する場なれば、いと面白しと読みけり。
「恋愛」と書いて「あそび」と読ませるよりは
遥かに説得力のある言葉遣ひとぞ覚えけり。