第2061段 知立文化協会の会長の突然死
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和3年12月9日の
立春知立短歌会の毎月開催の
月例歌会に次の歌
見事なり 薫田会長 お別れに
「お礼の言葉」 用意し逝くとは
を事前に提出し臨みけり。
歌の心はその男の短歌会は
知立文化協会に属しその会長である薫田八郎氏は
さる9月8日に突然死し満74歳の生涯を終へけり。
通夜・葬儀は9月9日10日に行はれ
その場にて生前に用意の「お礼の言葉」が披露され
さすがに演劇の演出家なれば見事なるフィナーレの演出にて
参会者の多くの涙を誘ひけり。
この事を踏まへての挽歌なり。
して歌の形式として初句切れの場合は結句を「とは」とするのが
古来よりの作法なり。
而して、歌会での評価はその男を除く参加者7名中6名からの
支持を得て見事、一席となり、2歌会連続の快挙なり。
薫田八郎会長に合掌礼拝。