第2051段 奥津城の師匠の声
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和3年11月下旬
京都は綾部市にある大本教の墓園の
天王平に歌の師匠である山川京子先生の
奥津城を参拝し更にまう一首
歌を
「こののちも 導きたまへ」 「甘えるな」
師の奥津城に 笞(しもと)受けけり。
歌の二句目まではその男の心の願ひ にて
歌の三句はその男の師匠の声にて
生前は厳しき師匠なれども
逝きてより七年の経たる今
「わが道を往け」との教示とぞ受けとめにけり。
※「笞(しもと)」とは鞭のことなり。