第2002段 老いの兆候
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和3年10月3日
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
まう一首次の歌
悲しきは 爪楊枝もて せせれども
巧く取れざる 老いにけらしも
を事前に提出し臨みけり。
而して、歌会にて配られたる詠草集は
二句目の【爪楊枝もて】のところを【爪楊枝も】と掲載され
【て】が抜けたれば字足らずとなり意味を成し得ねば
得点も低きにとどまり無念なり。
※「せせれども」とは、突つく、ほじるの意の古語なり。