第2001段 コロナ籠りで雨の降る日
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和3年10月3日
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
次の歌
今日にでも 駆け落ちしたい 気分です
コロナ籠りで 雨の降る日は
を事前に提出し臨みけり。
歌の心は去る8月の降雨の日々
不要不急の外出の自粛を強要され
ストレスの溜まりたる時の心境を読みたる作なり。
而して、夜逃げなれば一人にても可能なれども
駆け落ちとなれば一人にては叶はず
さればとて考へたるは歌会に出し
この作に賛同、得点をいただきたる女人に
駆け落ちの同行を求めむと思ひしかど
会員の女人からは賛同をいただけず
得点は男性会員の二名にて、男性との
駆け落ちは絵にならねば実行を諦めけり。
なほ作としては助詞の【で】は濁音にて
佳からずの意見あれども【ず】の音韻を踏みをり。