第1982段 石見夜神楽 其の捌
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和3年9月15日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』273号に
【石見夜神楽】と題し
連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その8首目の作は
須佐之男の 手により退治の 大蛇の尾
出でくる剣ぞ 天の叢雲
古事記の中にて最も人気のある場面はと云へば
この須佐之男命の八岐大蛇退治にて
天の叢雲とは勿論、後の天皇家の象徴の
三種の神器の神器の八尺瓊勾玉と八咫の鏡と並ぶ
天の叢雲剣のことなり。