新編・伊勢物語 第1981段 石見夜神楽 其の漆 星原二郎第1981段 石見夜神楽 其の漆 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年9月15日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』273号に 【石見夜神楽】と題し 連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その7首目の作は 須佐之男の 手に持つ剣の 勇ましく 大蛇の麁(あら)正(まさ) 首を刎ねけり ※「大蛇の麁(あら)正(まさ) 」とは須佐之男命が 大蛇を斬りたる時の剣の名前なり。 他にも天の羽羽斫(ははきり)、大蛇の韓(から)鋤(さい)などの名前もあり。