新編・伊勢物語 第1972段 浮かびたるアイデアを記さず消ゆ 星原二郎第1972段 浮かびたるアイデアを記さず消ゆ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年9月のある日 コロナ禍により自宅にて自粛の生活を続け 歌を 読み飽きて 横たふ時に 浮かびたる 歌の断片 記さずに悔ゆ と詠み、アイデアが浮かび上がりたる時用に 自宅のあちらこちらにメモ帳を置きてゐしが 書かざりし事を大いに反省し悔しがりけり。