新編・伊勢物語 第1971段 ボブ・デュランの濁声の唄 星原二郎第1971段 ボブ・デュランの濁声の唄 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年9月のある日 その男の若き日によく聞きたる ボブ・デュランを今もって聞き 歌を 呪文とも 祝詞とも聴く 濁声(だみごえ)の ボブ・デュランの 若き日の歌 と詠み、美声とは真逆なれども 不思議なる魅力を持ちたる 声を評するにはまさに的確なる初句と二句目とぞ覚えけり。