新編・伊勢物語 第1950段 飛島村の一切経堂を 星原二郎第1950段 飛島村の一切経堂を 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年8月上旬 尾張の国は飛島村へと行き 江戸期の新田開発の干拓により 多くの魚介類の殺生の供養のため木村忠右衛門によって 建立されし一切経堂を訪ね 歌を 干拓に 生きとし生ける もの数多(あまた)の 命に詫びて 供養堂を建つ と詠み、仏教の生命を大切にする思想を肯ひけり。