第1930段 コロナ禍に金儲けとは
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和3年7月17日
刈谷市文化協会所属の短歌部会の
月例歌会に次の歌を
コロナ禍に 物怪の幸ひと 金儲け
企む輩よ 恥を知れかし
事前に提出し臨みけり。
歌の心は昨年来よりのコロナ禍にありて
不当なる値段にて例へばマスクの転売など
人の弱みを利用して利益を得やうとする者らを
日本人の古来よりの美風に反すると思ひしかば
生まれたる作なり。
いつの時代にても悪巧みを考へる者等が存在するすることは
洋の東西を問はぬ事とは知りつつ憤りの歌なり。
而して、歌会にては賛同をいただき
まづまづの得点をたまはりけり。
※「物怪の幸ひ」とは思ひがけない幸運の事なり。