新編・伊勢物語 第1927段 豊穣の女神 星原二郎第1927段 豊穣の女神 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年7月の中旬 惚れたる女人ありけれども コロナ禍により逢ひ難き日々を過ごし やうやうに逢ひ得て またまた歌を 太りしと 汝(なれ)は嘆けど 愛と美の 豊穣の女神(ヴィーナス)と 讃へ抱(いだ)くも と詠み、豊かなるものへの称賛を惜しまざりけり。