新編・伊勢物語 第1924段 若き日に優りて美しき今 星原二郎第1924段 若き日に優りて美しき今 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年7月の中旬 惚れたる女人ありけれども コロナ禍により逢ひ難き日々を過ごし やうやうに逢ひ得て まう一首、歌を わが君の 若き日美し 年を経て さらに美し 崇(あが)め敬ふ と詠み、のアメリカの詩人の ウォルト・ホイットマンの詩の一節 「女あり 二人ゆく 若きは うるはし 老いたるは なほうるはし」 を思ひ出しけり。