新編・伊勢物語 第1916段 蝦夷鹿の群れと遭遇 星原二郎第1916段 蝦夷鹿の群れと遭遇 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年6月下旬 北海道は宗谷岬を離れ 宗北見へと向かひその途中 歌を 蝦夷鹿の 群れに遇ひたり リーダーの 鋭き眼と しばし向き合ふ と詠み、お互ひに利害関係にあらざれば 睨み合ひのしばし続きのちに眼を逸らし合ひ 別れけり。