新編・伊勢物語 第1915段 宗谷岬にて海峡を望み 星原二郎 第1915段 宗谷岬にて海峡を望み 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年6月下旬 北海道は伊達市を離れ 宗谷岬へと辿り着き 歌を 近けれど 遠きサハリン 望み得て 海峡渡り ゆきたかりける と詠み、日本の最北端の岬に佇み 宗谷海峡を眺め続けけり。