新編・伊勢物語 第1901段 洟垂れ六十 星原二郎 | isemonogatari2のブログ

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第1901段 洟垂れ六十

 

昔、男ありけり。今も男あり。

その男 令和3年6月6日

刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の

千草会短歌会の月例歌会に

まう一首次の歌

 

花と咲く 九十代を 迎へむと

洟垂れ六十 机に向かふ

 

を事前に提出し臨みけり。

歌の心は政界にてはかねてより

言ひ古されたる言葉に

「四十、五十は洟垂れ

 六十、七十は働き盛り

 九十になりて迎へが来たな

 百まで待てと追ひ返せ」

との名言を遺しし

NHKの大河ドラマの『青天を衝け』の

モデルの渋沢栄一翁をもじりて

その男の理想とする将来像を思ひ描きて

生まれたる作なり。

而して、歌会での評価は

人生百年時代となりたるこんにちの

明るく積極的なる意思を見習ひたき

意見もあり概ね好評なれども得点には

結び付かず低き得点にとどまりけり。